| キンタマニー バトゥール山登頂の旅 |
バトゥール山登山
今回は温かい太陽を感じながらのバトゥール山登山に行ってきました。
特に寒がりの私には着込む必要のない日中の登山は快適でした。
今日のメンバーは信頼出来る登山ガイドのプジャさん、彼のアシスタント、日本人のお客さん2人、
ジュース売りのマデさんと私です。
サンライズにあわせて夜中から登りはじめて降りてきたお客さんとすれ違いで09:30にスタートしました。
「今日はいつもより寒かったけど綺麗な朝日が見れたよ」とのことです。
海岸のような砂道を歩き、柔らか
い火山岩を登っていきます。
バトゥール山の頭はネコの耳の様なかたちをしていてカワイイのです。アグン山を見上げると「登れるも
んなら登って来い〜!」という迫力を感じますが、バトゥール山は「さぁゆっくり上がってお出でなぁ〜」と
優しい雰囲気があります。途中、2〜3回休憩しながら2時間かからないで頂上へ到着!
ここはサンライズを見る頂上です。アバン山と連なる山々、バリ島で1番大きい湖のバトゥール湖、かた
まって建っている家々のオレンジ色の屋根、バリの空。
実はここより30分ほど上に登ったところに本当の頂上があるのです。インドネシアの国旗らしきものが
見えます。本当の頂上までの道がとても滑りやすいズルズル道です。
登り方を知らないせいか、体重が重いせいかズルズルとなかなか進みません・・。
今回の私の目的は頂上ではなかったのでサンライズの頂上でみんなを待つことにしました。
それにちょっと気になっていることがあったのです。
私が降りると言うとジュース売りのマデさんが「僕が案内するよ、No
Problem」と言って転びそうになって
いる私の手をとってひぱっていってくれました。
10年前から山に登っていると言っていたので25歳くらいかとおもいきやなんと彼は15歳でした!というこ
とは5歳から登っているのです。お父さんは2年前に病気で亡くなったとのことです。私の気になることとは
山小屋のおばちゃんでした。おばちゃんと話をしてみたかったのです。おばちゃんがレモンティーを作って
くれました。それが美味しい!!レモンたっぷり、シュガーたっぷりで体も温まります。
マデさんと山小屋のおばちゃんは仲良く話をしていました。なんとなく2人を見ているとマデが「これが僕の
お母さん」と一言。そうだったのかぁ!2人とも優しい目をしています。
おかあさんは朝の3時に店に必要な荷物を背負って登り夕方3時に小屋を閉めて家へ帰るそうです。
そんな生活が20年になるわねぇと笑顔で話してくれます。
マデは小さな布バックに瓶のコカコーラとスプライトを数本持って、登山客について山を登ります。もしか
するとお客様がジュースを買ってくれるかもしれないからです。売れても売れなくてもそれがお仕事です。
観光地の売り子とは違い、休憩地点で「飲む?」と聞く程度で、途中は登山ガイドと同じくらいみんなに気
を配りケアしてくれます。
この間も感じたことはガイドの歩き方は、私が家から会社のアスファルトの道を歩くかの様な感じです。
スタスタと平坦な道を歩いているのと同じです。
みんなが本当の頂上より下りて来て山小屋で朝食です。茹でバナナサンドイッチとゆで卵、インスタント
ラーメンなどで生き返ります。幸せだぁ〜。
以前は火口付近をハイキングしましたが、今は火山活動が活発になりつつあるのでそちらのコースは
ご案内できないよとガイドが教えてくれました。
登り道は何度も振り返りバトゥール湖を眺めましたが、帰り道は何度も振り返り緑色のネコ耳を眺めな
がら降りました。
今回も登山以上に心に残る出会いがあったなぁと感謝しています。